第92回春の選抜高校野球がコロナウイルスの影響で中止になりました。
ですが、高野連の八田会長は記者会見で、なんらかの救済措置を取るニュアンスの話をしていました。
この記事では
- 救済措置案
- 救済措置案の問題点
について検証していこうと思います。
選抜に選ばれた選手達が悔いの残らない救済措置を取ってほしいと思います。
目次
センバツ出場校にはなんらかの救済措置を…
高野連の八田会長は3月11日の記者会見でこう話していました。
八田会長「健康への配慮を払拭されなかったのが最大の決め手。運営委委員会でも要望が出ました。何らかの形で甲子園に来ていただけたら、甲子園の土を踏めるように検討していきたいと考えている」
丸山大会会長「コロナウイルスが収まらないことには。出場校の皆さんにしてあげられることが何か、出場校のご要望も聞きながら考えたい」
引用元:選抜高校野球中止・高野連会見(3)高野連・八田会長「厳しい決断を理解していただきたい」|Sponichi Annex
「甲子園の土を踏めるよう検討していきたい」という発言。
これは、センバツ出場校になんらかの救済措置を検討している!ということでしょう。
ただし、丸山さんが行った通り、コロナウイルスが収まってからという前提でのことですね。
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センバツ出場校 救済措置案を具体的に検証してみた

救済措置案を具体的に検証していきましょう。
- 開会式だけ出場
- 夏の大会『前』か『後』に選抜高校野球開催
- 夏の大会にエキシビジョンマッチを設ける
- センバツ出場校も夏の甲子園に出場する
上記5つの救済措置案が予想されます。
コロナウイルスはまだ収まっておらず、世界中で感染者が増加していて、世界中の人々がしんどい思いをしています。
これからはコロナウイルスが収まったという前提で話をしていきます。
ちょっとでも明るい話をして、前向きに考えていけたらなぁと思っています。
開会式だけ出場
開会式だけ出場っていうのはありえないですね。
もしそうなったら高野連は大バッシングですよ。
センバツで試合することを心待ちにしていた選手達。開会式に出て、行進して
はい、さようなら。
これは完全に選手を馬鹿にしていますね。
「甲子園の土を踏ませてあげたい」って言ったじゃないですか〜〜。
では通用しませんよ。
それって、悩み事がある友達に
「悩みあるんでしょ?聞いてあげる」
って一通り話聞いて。
「ま、話聞いただけやけど。じゃぁバイバイ!」
って言ってるようなもんですよ!
選抜出場チームが開会式だけ出場するってのは絶対にやめてください。
夏の大会の『前』か『後』にセンバツ高校野球開催
夏の大会は従来通りやって、センバツ高校野球を『延期する』という案。
中止ではなく延期というパターンは選手も観客も納得するでしょう。
ですが、問題は山積み
夏の大会前にセンバツ高校野球をした場合
夏の大会予選は7月のい上旬からスタートします。
なので、延期になったセンバツ大会の7月開催はありえない。
- 夏の大会地区予選
- 選手の体調
2つを考えると、遅くても延期になったセンバツは6月上旬スタートがベスト!
それか時期が早くなるが、4月末からスタートするゴールデンウィークを狙ってセンバツを開催するか。
ですがプロ野球の開幕戦が延期になって、プロ野球の試合はぐちゃぐちゃ状態。
センバツのために甲子園が約2週間使えるとは到底思えませんね。
夏の大会後にセンバツ高校野球をした場合
これは選手のモチベーションからしてみてありえないですね…。
3年生って最後の夏の大会に向けて練習を続けています。
一生に一度しかない最後の夏の大会。
だから、甲子園を沸かすようなプレーがでたり、逆転したり、感動するプレーを見せてくれたり。
たとえ甲子園に出場できなかったとしても、夏の大会に悔いが残らないように全力でプレーするでしょう。
そんな感動の連続で幕を下ろした夏の大会の後に、選抜甲子園ができますか?
「負けても俺ら……センバツ控えてるし!」
って感じで夏の大会のモチベーション上がらないですよね。
これはフェアとは言わない気がします。
仮に11月くらいにセンバツの試合があったとしても、3年生達は受験や就活で忙しくなりますよね。
それに秋季大会も近づいてくるので、センバツの試合をやっているどころではないでしょう。
なので、夏の大会の前後でセンバツの試合をするのであれば、夏の大会前が現実的でしょう。
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夏の大会にエキシビジョンマッチを設ける
センバツ出場校が夏の大会に出場して、1試合だけゲームを行うというもの。
確かに八田監督が言う「甲子園の土を踏ませたい」ということにはなりますが、1試合だけというのもモチベーションがあがりませんよね。
春のセンバツや夏の甲子園は、優勝を目指すから白熱した試合が見れるのだと思います。
夏の予選大会で負けたけど、甲子園で1試合だけゲームをすることになってモチベーションは上がるのでしょうか。
夏の大会の日程変更がきかなければ、センバツのエキシビジョンマッチは
- ナイターで1日1試合行う
- 予備日にまとめて行う
という感じにしないと、試合消化できないのでは?と思います。
センバツ出場校も夏の甲子園に出場する
甲子園ファンからしてみれば、これが一番熱いと思います。
夏出場(49校)+センバツ出場(32校)が出場する今までにないビックな大会になるでしょう。
センバツでは、同じ都道府県から2校出場する予定の高校もありました。
- 石川 星稜と日本航空
- 大阪 大阪桐蔭 履正社
- 奈良 天理と智弁学園
- 大分 明豊と大分商業
- 北海道 白樺学園と帯広農
夏と春合わせると、同じ県から3校出場することになりますね。
それだとちょっと多い気がします。
出場校が多ければ、甲子園球場だけでは日程が足りないでしょう。
そこで、甲子園球場以外の球場も借りて、予選を同時開催する方法があります。
- ほっともっとフィールド神戸
- ウインク球場
- G7スタジアム
甲子園+複数の球場で同時に試合を進めていく方法だと、甲子園の日程に大きなずれはなくなるでしょう。
ただし、他の球場の確保が大変ですが…
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センバツ出場校 救済措置の問題点

センバツ出場校だった高校の救済措置を検討してみました。
開会式に参加するだけというのは除いて、どの救済措置を取るにしても必ず問題点が出てきます。
- 日程や場所の調整が難しい
- 場所の確保問題
- コロナがいつ収束するのかわからない
- 宿舎の確保問題
順番にみていきましょう。
日程や場所の調整が難しい
コロナの影響は世界中に広がって、イベントなどはほとんどが中止・延期になっています。
コロナが収束しても、様々なイベントの調整で、甲子園の試合にも影響が出るかもしれません。
- プロ野球の開幕延期によるしわ寄せ
- 五輪の開催変更?(まだ未定)
- その他コンサートなどの延期によるしわ寄せ
夏の甲子園もコロナの影響次第ではどうなるのかわかりません。
センバツ出場校の救済措置で甲子園球場を使って試合を行う場合は、日程や場所の調整がかなり厳しいのかなと思います。
コロナがいつ収束するのかわからない
コロナはいつ収束するのか…だれもが知りたいですね。
コロナがいつ収束するかによって、センバツ出場校の救済措置もかわってきます。
このままコロナの収束が収まらず、仮に12月に収束したとしましょう。
3年生は卒業間近で、センバツ出場校の救済措置は絶望的でしょう。
コロナがいつ収束するかによって、夏の甲子園をするかどうか、センバツの救済措置がどうなるのかが決まってくるでしょう。
宿舎の確保
もし、センバツ出場校が夏の甲子園で試合をするのであれば、宿舎の確保が大変です。
今まで、49校だったのが、最大81校になるので、そこまでのホテルが確保できるのか?という問題です。
全校応援をする高校だと、ホテルは足りるのかなぁと思います。
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どの救済措置を取っても、どこかにしわ寄せが来る
もし、センバツ出場校に大衆の前で試合をさせるという救済措置であれば、どこかにしわ寄せがくることは間違い無いでしょう。
ぶっちゃけ、運営側はかなり大変だと思います。
ですが、【センバツ出場校は夏の開会式に出るだけ】というのはやめてほしいですね。